原点回帰、ポルシェ のRR の伝説はこの車から始まりました。52年間という歴史の中でリペイントや補修されている部分もありますが、オーナ様の手入れ次第でここまでのコンディションを保ちます、クルマをいい状態で維持するのも朽ち果てるように扱うのもオーナー様次第です。
最近のガラスコーティングは液剤が強い商品もあり、時間が経過した塗装に塗布すると、コーティング剤を塗り込んだ時の塗りスジが残ってしまったりする場合があります、そこでこの「PCX-S8」は空冷のソリッドカラーのポルシェに塗ったらどうなってしまうんだろぅ~・・・
と疑問が。。。。
なぜ空冷のソリッドカラーのポルシェにこだわるのか。。。
それはこの仕事を始めて間もなくの頃、痛い目にあったから。。。
ポルシェ 964 Carrera 2 グランプリホワイトを入庫いただいたお客様に大変なご迷惑をおかけいたしました。。。
BlueBottleではいまだに空冷ポルシェ をテスト車両として購入できないので、Type 901~Type 993までの空冷 ポルシェ ソリッドカラー限定で「 PCX-S8 をポリマーコーティングの価格で施工します(オールペイント車不可)」という内容で、BlueBottleのFacebookページ で募集いたしました。その時にFacebookで「いいね!」や「シェア」して拡散して頂いた皆様、大変ありがとうございました。
そこで今回、捕獲されたのが予想外の ポルシェ 356です。
先日の、メッキの腐食クリーニングに続きまして、今度はガラスコーティングです!
給油口は初代からこの形状なんですね、今も変わらずポルシェは伝統のRRを貫いてます。
ドアヒンジの取り付け部分も武骨で頑丈そう、でもどんな車でも戸袋は汚れがちです。
ウィンカーの取り付け部のゴムブッシュはひび割れています、新品の純正パーツはあるのでしょうか?
洗車後にドキドキしながら挑戦しました!ボタッ!と塗装にPCX-S8を垂らしてみました。
厚塗りしてみたり、薄塗りしてみたり、通常の乾燥時間は30分くらいなのですが、1時間以上放置しました。そしてコーティング剤を拭きあげても何ら異常は確認できませんでした、「おっ!これ行けるじゃん!
そこで改めて磨きの為のマスキングをします。今のポルシェと比べると小さめですが意外と時間が掛かります。
セクシーなおしり!最近のポルシェとはまた違ったお色気で。。。
磨き中はバフはまっかっかになります、何工程も時間を掛けてじっくりと磨きます。
コーティング剤を拭きあげると同時に赤独特の光沢が蘇り何工程も磨きを入れた作業の本質を物語ります。
この車はアメリカにあったそうです、20数年前に日本にやってきました、塗装が割れていたりかなりの歴史を感じます、ここまで劣化した塗装に塗布しても問題は確認されませんでした。
ボンネットのポルシェクレストですポルシェクレストはTypeによって微妙に違うんですよね~
この時代にカラークレストのセンターキャップが着いたメッキのホイールキャップはおしゃれですよね~
またこんなに貴重なポルシェを目の当たりにするなんて・・・、作業をしていて ポルシェ の原点を教わりました。この度は貴重なお車をテスト車両とし提供して下さったオーナー様に感謝いたします。PCX-S8は塗装に優しいコーティング剤のようです(現状トラブルなし、個体差あるかも)。
オーナー様には大変喜んで頂き、磨き屋冥利に尽きるお言葉を頂戴いたしました。
これからも安全運転で快適なカーライフをお楽しみくださいませ、この度はカービューティープロ ブルーボトルをご利用いただきましてありがとうございました。
この度はカービューティープロ ブルーボトルをご利用いただきましてありがとうございました。[divider]