トヨタ ソアラ (SOARER) 3000GT リミテッド第一章です。
トヨタが1981年(昭和56年)に発売した高級クーペです。 日本でのみ販売されました、2005年(平成17年)、日本でもレクサス・SCとしての販売が開始されたことに伴って絶版車となってしまいた。
上の写真、デジタルメーターを虚像表示としたスペースビジョンメーターといって、発光部を薄肉化し、それをメーターフードの上面裏側に設置し、それを正面の「ハーフミラー」に映し出すという凝った造りになっています。
オーナー様、小学生の時に一目惚れだった憧れのソアラ・・・最初に手に入れたのはGZ-20 ソアラでした、その後このMZ-21 ソアラ3.0 GT LIMITED にお乗り換えです。
各部は板金や再塗装がされていました細部に溜まった水垢や汚れの上からクリアーを吹かれてしまいどうにもならない汚れがいたるところに。。。
トランク周辺はリアウィングを外さずに再塗装されていてマスキング部分の塗装が経年劣化により剥がれてきています、しかも鉄粉除去もされていないのでクリアーの下に鉄粉が。。。
クオーターパネルも同様に補修されています、駐車場の屋根が雪の重さで倒れてきて柱が直撃したそうです。
ドアミラー取り付け部分にも以前ご自身で施工したコーティングの残りが硬く固着しています。
クオーターガラス周辺も同様に、こういった細かい部分の水垢やワックスの除去は意外と時間が掛かります。
ドアヒンジはこの型のソアラの特徴でもあります、ドアが開くと同時に前方にスライドする構造、MZ20 ソアラは当時トヨタが出来る事の全てを注がれた車と言っても過言ではないほどのコストの掛かりかたです。
長年蓄積された汚れはとっても頑固!いちいち時間の掛かる作業です(汗)
ドアミラーとウィンドウガラスの隙間、、、こんな所の水垢などご自身でクリーニングするにはウィンドガラスを全開にするとクリー二ングしやすいですよ。
フエールリッドのステッカー純正以外は全て剥がします。
今回はチョッとお時間の掛かる作業となる為、納期は終わったらご連絡という事でお車をお預かりいたしました。
オーナー様ソアラは完全に趣味の車、「コレクション」です、実用車にはトヨタ ヴェルファイアが御座いますので。。。[divider]